『せつない動物図鑑』(ブルック・バーカー:著、服部京子:訳/ダイヤモンド社) 仕事や生活、人付き合いに追われ忙しく過ごしていると、のんびりとした動物たちの暮らしが羨ましくなることもあるだろう。しかし、冷静に考えれば彼らだって生きるためには、のんびりとばかりはしていられないし、動物同士の付き合いだってあるのだ。そして、時には「本当にそれで満足なのだろうか?」と思う生態も見受けられる。どれも、人間の尺度で考えても仕方のない話ではあるのだが……。 本書『せつない動物図鑑』(ブルック・バーカー:著、服部京子:訳/ダイヤモンド社)は、そんな「せつない」けれど興味深い生態を、楽しく学べる一冊だ。幼少時より動物について興味を持ち続け、イラストレーターでもある著者が、愛情たっぷりに描き出す動物たちの、ちょっととぼけた表情がまた愛らしい。 しかし、そもそも何が「せつない」のだろうか。動物自身がどのように思っ
![動物だって、ひとりぼっちはイヤだ! その「せつない」生態とコミュニケーション術 | ダ・ヴィンチWeb](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/023410771f6299da192ad5783559797a9d3b10d1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fddnavi.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F09%2F51i4XIpZScL._SX350_BO1204203200_.jpg)