『21世紀の民俗学』(畑中章宏/KADOKAWA) 今この記事を読んでいただいている場所が100年後にどうなっているか想像した場合、皆さんの頭にはどのようなイメージが思い浮かぶでしょうか。SF映画のような未来性が加わっているかもしれないですし、何かしらの事件があった想定で廃墟のようなイメージが思い浮かぶかもしれません。しかし、長寿国日本といえども、おそらく私自身は存在していないでしょう。そこでは次世代の人々が、私たちの残したシステム・建物・環境の中で暮らしているはずです。 現在進行形の出来事や流行について民俗学の切り口から分析する『21世紀の民俗学』(畑中章宏/KADOKAWA)では、文化の継承についてこのように語られています。 すべての文化財を保護し、保存し、継承していくことなどとてもできない。地域の重荷になるのであれば消え去ってしまうのも、やむをえないことだろう。近代建築、戦後建築にか
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