トップニュース「要介護3」と「要介護4」の老親“同時”介護の日常。時に発散して、毒づいて、愛を注ぐ…切なくて笑える『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』 『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』(山田あしゅら/主婦と生活社) 育児と介護は似ている。食事から排泄まで、身の回りの世話に心血を注ぐのだ。だが、人生の始まりと終末の時という大きな違いがある以上、育児にある「未来」は介護には抱きにくい。そのせいか、介護のイメージはいつもどこか暗く物悲しい。 人間は誰でも老いるし、超高齢社会に突入した日本では介護はより身近になりつつある。嫌だなあ、大変そうだなあと身構える人も、すでに経験している人も悲観に暮れることはない。『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』(山田あしゅら/主婦と生活社)は、そうしたマイナスのイメージを覆すだけでなく、ためになって笑える。 同書は、明るくてリアルな体験談をほんわかとしたイ