ドストエフスキーから星野源まで、古今東西の文豪たち100人(「迷惑メール」などの、名も無き書き手含む)の文体を模倣しながら、ひたすらにカップ焼きそばの作り方を書き連ねた『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(略称・もしそば、神田桂一・菊池良共著/宝島社)。昨年6月の発売以来、第2弾とあわせて計15万部のヒットとなっている。 ふたりの著者のもとには、発売から1年経とうとする今も、文体模写を絡めた原稿依頼が引きも切らない。今春には、『もし文豪たちが現代の文房具を試しに使ってみたら』(ごま書房新社)という文房具パロディーの類似本まで登場した。 にわかに盛り上がりをみせる文体模写だが、珍企画のヒットの過程には編集者とライターとタフなやり取りがあったという。そんな“文体模写カルチャー”誕生秘話について、広告界を代表するクリエイティブディレクターであり、雑誌『ケトル』の編集長の嶋浩一郎さん
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