毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、長編映画10作目にあたる『Vision』が6月8日に公開になる河瀨直美監督。18歳の時、初めて8ミリカメラを手にしてから約30年。生まれ故郷である奈良を舞台に描く渾身の新境地だ。吉野の森でいま何が起こっているのか。最新作に託した想いとは――。 河瀨直美 かわせ・なおみ●映画作家。生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける一児の母。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。また、今年9月20日に第5回目を迎える「なら国際映画祭」をオーガナイズしながら、次世代の才能発掘と育成にも力を注ぐ。 ヘアメイク:冨沢ノボル 衣装協力:humoresque 風が山を渡っていくと、杉の木立
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