2018年は、日本のタクシーと交通テクノロジーが劇的に変わる、歴史的な1年になると確信しています。たとえば「乗り心地」ひとつとっても、それは高級セダンなどのハードウェアによるものから、自由自在に、スマートに移動をサポートしてくれる高度な配車アプリなどソフトウェアによるものに、ユーザーの関心がシフトしていくと見ています。 とりわけUberに注目するのは、① Uberの劇的な方針転換(規制やタクシーと対決するのではなく、業界と手を組む)、②中国系白タクのような違法サービスが日本で蔓延し、旧来のタクシー業界も利便性の高い配車アプリや新しいテクノロジーに目を向けざるを得ない、③ソフトバンクがUberの筆頭株主になり、日本国内でのアライアンスやイメージアップが進むこと、です。 「俺はなんてバカなんだ」。ソフトバンクグループの孫正義社長が、死ぬほど後悔したと語っていたのが、2014年にUberへの投資