◆区議・市議の立候補予定者 菅内閣の支持率が低迷し、各地の市議選などで敗退が続く民主党。都内では4月の統一地方選の立候補予定者が公認や推薦を辞退する動きが相次いでいる。党都連は統一選で「議員定数の4分の1以上の候補者擁立」を掲げるが、それどころではない厳しい状況に直面している。(石原剛文、松村康史、岡雄一郎) ◆他党へくら替えも 夕方の東急目黒線武蔵小山駅前に、品川区議選に初めて立候補する予定の伊藤優太さん(25)が立っていた。道行く人に手渡すビラは2カ月前とは異なる。昨年12月に民主党公認を返上し、みんなの党に移ったからだ。 「期待してるわ」と声がかかる。「民主党はねえ……」などと言われ、戸惑っていたころとは感触が違う。 「若い世代の意見を社会に反映したい」とファッションモデルのマネジャーから転身を決めた。民主党が躍進した一昨年の都議選でボランティアをした縁で区議候補の公募に申