16日に行われた衆院選の各党の得票をもとに、来年夏に行われる参院選の行方を読売新聞社が推計したところ、自民、公明両党が参院でも過半数を占め、与党が少数の「ねじれ国会」が解消するという結果が出た。 議席の推計は、各党が衆院比例選で獲得した票を、11月に成立した改正公職選挙法に基づき「4増4減」した選挙区選と比例選に当てはめた。選挙区選では、公明党が改選定数2と1の選挙区で自民党に協力することを前提として、改選定数2以上の選挙区では、各党の得票をドント式で配分し、複数の立候補者が出た場合を想定した。 推計結果によると、野党各党が個別に候補を擁立した場合、自民党が31ある「1人区」をすべて制するなど圧勝し、14議席の比例選を含めて計62議席を獲得する。公明党も7議席を得る計算だ。仮に来年4月の参院山口補欠選挙で議席を獲得できなくても、自公両党は非改選議席と合わせ、参院(定数242)の過半数122