スリランカ北部で、ゾウ害への対策を求める人々(2023年5月16日撮影)。(c)INDIKA RANGAJEEVA / AFPTV / AFP 【5月17日 AFP】スリランカ北部マハウィラックチヤ(Mahavilachchiya)で16日、50頭ものゾウの群れに国立公園近くの畑を荒らされたのを受け、農民が地方庁舎に集まりゾウ害への対応を求めた。 農民によると、ゾウの群れが七つの村で作物の半分近くを食い荒らし、近年最大のゾウ害となった。 野生動物当局者が銃を手にトラクターに乗り、爆竹を鳴らしてゾウの群れを追い払った。子どもに危害が及ぶ恐れがあるとして、農民と当局者が学校に駆け付けた。 今回のゾウ害でけが人は出なかったが、スリランカでは毎年、約50人がゾウに殺されている。一方、農民側も銃、毒、電気柵などでゾウ250頭以上を殺している。 地方長官は、ゾウを国立公園に追い返す計画は雨で延期されて