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坂井市内の水田で27日、ドローンを使った稲の種まきが試験的に始まった。これまでの田植えに比べて、苗を育てる時間が省ける上に作業時間やコストも大幅に削減でき、後継者不足に悩む農家をサポートできると期待されている。(4月27日) 同市内でスマート農業に取り組む「レイトベースフクイ」が、種苗メーカーとドローンメーカーとの共同で実証実験を始めたもので、この日はコシヒカリの種もみを農業用のドローンを使って、広さ60アールの水田にまんべんなくまいた。 同社の髙橋久明代表は「1反(およそ10アール)あたり10分かからずに田植えができる。自分たちの地元で若い人が注目して(農業を)してみようと思ってくれるとうれしい」と話した。 同社は稲の生育状況や収穫量などの結果を踏まえて、来シーズン以降、家畜の餌用のコメとしての生産に本格的に活用していく方針。
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