調査会社の矢野経済研究所は6月24日、同社のWebサイトに不正アクセスを受け、メールアドレスなど最大10万1988件が漏えいした可能性があると発表した。データベースを不正操作する「SQLインジェクション」を受けたという。 不正アクセスがあったのは「www.yano.co.jp」と「www.yanoresearch.com」のサーバ。漏えいした可能性があるのは、会員制サービス「YRI WEBメンバー」「YDB会員」のメールアドレスと、暗号化した状態のパスワード。漏えいした情報の悪用は確認していない。調査で得られた機密情報やクレジットカード情報などは、別のシステムで管理していることから漏えいしていないという。 同社は事態を受け、2つのサイトや関連するサイトを一時閉鎖。漏えいした可能性がある情報を使った不正ログインを防ぐとして、一部のパスワードを初期化した。Webサイトの閉鎖中、問い合わせや注文