防衛省は7日、サイバー攻撃に対する防衛省・自衛隊の防護能力を強化するための指針を策定した。コンピューターによるサイバー空間について「陸・海・空・宇宙と並ぶ『領域』」との認識を明示。陸海空の各自衛隊員計100人で構成するサイバー専門部隊「サイバー空間防衛隊」(仮称)を13年度に新設する方針を明記した。 指針は、防衛省・自衛隊の情報システムや情報通信ネットワークに対する防護能力を強化するため、体制の整備▽情報収集・分析機能の強化▽監視・対処能力の強化▽回復機能の整備−−を進める方針を示した。サイバー空間防衛隊は陸海空の3自衛隊が統合的に対処するための中核組織と位置づけ、ウイルス開発なども研究課題としている。 政府は自衛権発動で武力行使ができるケースとして、(1)我が国に対する急迫不正の侵害がある(2)これを排除するために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる−−に該当する場