IT専門調査会社であるIDCジャパンは、2013年第1四半期(1~3月)の国内携帯電話、スマートフォンの出荷台数を発表した。 2013年第1四半期の国内携帯電話出荷台数は前年同期比5.9%減の956万台となった。IDCジャパンでは、キャリアの販売奨励金戦略の見直しとスマートフォンの需要の成長鈍化の兆候があったのではないか、と分析している。 1~3月と言えば、春商戦が本格化し始める時期と言える。そんななか、スマートフォンにおけるトップシェアを誇っているのがアップルで、実に39.6%のシェアを誇っている。iPhone5が発売されて半年近くになろうとするタイミングであるが、売れ行きは堅調だといえる。 ユーザーが多く、初心者が操作に困ったときでも、周りのユーザーに聞ける安心感と、ソフトバンクとKDDIによる熾烈な販売合戦により、高いシェアを維持しているようだ。 スマートフォンでシェアで続くのが、シ
ついったーで「激おこぷんぷん丸」の国語教員による分析・品詞分解が話題になっていて、 www.yukawanet.com どうなのかなあ、みたいなことをつぶやいていたのですが、けちだけつけていてもあれなので即興で分析。 以下の内容は関連文献の調査とかしてませんので細部は結構適当なところもあります。色々叩いて遊んでみてください。 前提と方法 先頭の要素から分解しながら、その要素をどう考えるのか少し考察する。ちなみに 語:≒自由形態素。単独で句・節・文の構成要素になることができる 接辞:≒拘束形態素。単独で句・節・文の構成要素になることができず、自由形態素にくっついて現れる という粗い定義を採用している。 「激」 「激だ」「激を」などの用法は今のところ見つかっていないので接頭辞とする。 「強い」「はげしい」といった意味で漢語の構成要素となる(例:激痛、激減、激戦、…)のが一般的であると思われるが
WWDC 2013でOS X MavericksやMacBook Airらと一緒に、iOS 7が発表された。フラットデザインになるとかねてから噂されていたし、直前には9to5MacがリークされたiOS 7を元につくったというモックアップを掲載していた。そのデザインは悪い冗談にしか思えなかったが、翌朝WWDCで発表されたiOS 7はその悪い冗談そのものだった。 iOS 7のデザイン変更のきっかけのひとつは、過剰なSkeuomorphicデザインへの批判だと思うけど、おれはiOS 6以前のSkeuomorphicあるいは過剰な装飾が嫌いじゃない。批判されることの多かったNewsstandの木の本棚やGame Centerの緑のフェルトなんかは正直言って結構気に入っていた。無意味な遊び心だけじゃなくそれが何を表してるか明確だし、特に誤解を招く表現でもなかった。それにiOSはシングルタスクでひと
元パチンコ雑誌編集者のA氏はこう言う。 「今、仮に全国のパチンコ屋に爆弾が落とされて、パチンコが全部なくなって、店員と客が全員死んだとしても、日本のGDPは変わらないか、むしろ上がると思います。それぐらいにこの業界はどうしようもありません。私もあまりのバカバカしさに嫌気が差して、パチンコ雑誌を辞めました」 パチンコの何が問題なのか。A氏は、まず、「ゲーム性のなさ」を挙げる。 「パチンコは極論を言えば、ハンドルをひねって自動的に玉が弾かれるのを見ているだけのゲームです。昔は『技術介入』といって多少のテクニックが必要でしたが、今はほとんど関係なくて、玉が出るかでないかは、運で決まります。パチンコ台にはハンドル以外にも『チャンスボタン』というボタンが付いているのですが、液晶画面に『押せ!』と出るから押すと画面がピカっと光って何か嬉しいというだけで、当選確率が変わるわけではないのです。今時、
(2013年6月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 超現実的な雰囲気が漂うミャンマーの首都ネピドーで、光り輝くコンベンションセンターを見逃すことはまずない。中国の国営建設会社によって建てられ、数年前に2国間の友好関係の印としてミャンマーの軍事政権に寄贈されたものだ。 ところが、6月初旬、世界経済フォーラム(WEF)の会議が初めてミャンマーで開かれ、世界中から900人以上の企業幹部がこの会議場に集まった時には、中国勢の不在が目立った。WEFの公式リストによると、中国本土からの参加者はたった16人だった。 WEFの会議で目立った中国勢の存在感のなさ 中華人民共和国の建国から数十年間、米国の外交政策は「誰が中国を失ったのか」という疑問に取りつかれていた。現在、北京で中国の官僚や中国共産党幹部らが問いかけているのは「誰がミャンマーを失ったのか」という疑問だ。 ほんの2年前には孤立した全体主義
「CDが売れない」と言われる昨今ですが、avex(エイベックス)が2013年3月期の決算で過去最高売上&利益を更新していました(発表5月だったけど見逃してた)。これはマジ凄い。 「なんでそんなに業績良いの?」ってとこなんですが、決算説明資料を見る限り、 「映像」と「マネジメント/ライブ」事業が頑張ってます。音楽関連はやっぱり減収減益。 ポートフォリオを見てみると、 売上こそ、未だに音楽事業が1番多いですが、 利益では映像がトップになっております。映像単体で見ても利益63億円って凄いな。 「で、映像ってなんだ?」ってとこなのですが、 なんとBeeTVが頑張ってるらしい。dビデオも良く見ると「dビデオpowerd by BeeTV」ってなってた。すげぇ。なんか僕の中でBeeTVは「懐かしい響き」となっていたのですが、現役バリバリだったのですね。月額525円(税込)っぽいので月商約28億。年商だ
■弘前市のリンゴ農家へ 最近なにかと話題の「奇跡のリンゴ」ですが、どらねこは映画化以前から興味を持って木村秋則さんの主張や栽培法などの情報を調べたりしておりましました。といっても、興味の対象は「宇宙人に会った」とか、「バクテリアのおかげか自然栽培のお米からは放射線が出ない」といったリンゴ栽培そのものではない部分についてのものでした。 映画化されるとなるとインパクトは大きいようで、普段は話題にならなかったリンゴの無農薬栽培についての話題をちらほら目にするようになりました。あくまで個人の成功例にとどまればよいのですが、映画を見たひとが、なんで危険な農薬を他の農家はやめないの?とか、木村さんの行う農法があたかも理想のように考える人が増えやしないか心配になってきました。 しかし、どらねこはリンゴについては素人です。これは一度リンゴ園を見学して本業の方からおはなしを伺うべきじゃあないか、と思っていた
(2013年6月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 世界最大のソーラーパネルメーカーになった尚徳電力(サンテックパワー)は今春、会社更生法の適用を申請した〔AFPBB News〕 中国第5位の富豪になった2006年ごろ、施正栄(シ・ジェンロン)氏は「太陽王」の異名を取った。それからわずか3年で、同氏の尚徳電力(サンテックパワー)はニューヨーク証券取引所に上場する世界最大の太陽光パネルメーカーに成長した。 その年間生産量は、エネルギーを大量に消費する米国の家庭100万世帯の電力を賄えるほど多かった。 苦しい状況にあった米国やドイツの製造業者にとって、サンテックは誰にも止められない巨大な勢力の一部だった。市場に安値攻勢をかけ、圧倒的に安い製品を世界中に大量供給し、同業他社を脱落させる勢力だ。 実際、欧州委員会は現在、欧州域内で製造原価を下回る価格で太陽光パネルを販売しているとされる中国メ
国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る アセモグルきたー! です。ぼくもちょっと協力したもんで、うちにはすでに届きました。 この本は、一般には「経済発展には制度が重要なんだけどぉ、制度ってなかなか変わんないしぃ、数少ない成功例は血みどろだったりして全体で見るとホントによかったかわかんない、みたいなフランス革命とかだしぃ、まあ基本的にはお先真っ暗でゼツボーで、経済発展なんかするほうが奇跡っつーことでオマイラ努力するだけ無駄かもねハッハッハ」というような本だと思われている。 その例として、たとえば拙訳のバナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』は本書について最後の章でかなり批判的に延べ、そん
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