タグ

ブックマーク / blog.livedoor.jp/yamasitayu (2)

  • 竹森俊平『通貨「円」の謎』(文春新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    5月25 竹森俊平『通貨「円」の謎』(文春新書) 8点 カテゴリ:政治・経済8点 ユーロの危機の質を深く分析してみせた新書『ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った』(日経プレミア)を書いた竹森俊平が「アベノミクス」について分析した。 ただ、片岡剛士『アベノミクスのゆくえ』(光文社新書)が王道的な分析だったのに対して、こちらはやや搦手から攻めている感じで、「なぜ日は危機に陥っているにもかかわらず円高になるのか?」という問題から、日経済の陥っている罠を分析しています。 東日大震災後、日経済は大きな危機に直面にしたにもかかわらず円は史上最高値に迫る勢いを見せました。エコノミストや経済学者の中には「強い円は日 の国力の証明」という人もいますが(日銀総裁にもいました…。このでは38pでその日銀総裁が辛辣に批評されています)、日の国力が大きく毀損した災 害が起こっても、なぜか円は強くな

  • 飯倉章『黄禍論と日本人』(中公新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    4月12 飯倉章『黄禍論と日人』(中公新書) 7点 カテゴリ:歴史・宗教7点 「アジア、そしてその中で近代国家として勃興した日は欧米諸国からどのように見られていたのか?」 この問いに対して欧米の新聞や雑誌に載った諷刺画を見ることによって答えようとしているのがこの。日清戦争から第1次世界大戦までの日のイメージの変遷と、「黄禍論」がいかなるものであったかがわかります。 最近、坂野徳隆『日統治下の台湾』(平凡社新書)など、諷刺画をあつかった新書をいくつか見かけるようになりましたが、このの特徴は一つの雑誌や一つ の国ではなく、ヨーロッパ、アメリカ、さらにはオーストラリアまでさまざまな国の新聞や雑誌から日についてあつかった諷刺画を集めてきている所。そのお かげで、日のイメージの変遷だけでなく、当時の国際情勢も見えてきます。 例えば、「黄禍論」を言い出したのはドイツの皇帝ヴィルヘルム2

  • 1