5月25日に発売開始した、HTCとKDDIの共同開発によるau向けスマートフォン『HTC J ISW13HT』。海外でも評価の高い『HTC One S』をベースに、Android 4.0で初めて日本市場向けのおサイフや赤外線機能を搭載した注目の端末だ。なぜ、HTCは日本の通信事業者と組んで専用スマートフォンを開発したのか。HTCとKDDIのキーパーソンにインタビューした。 HTC NIPPON 村井良二 代表取締役社長(写真左) KDDI 尾崎高士 パーソナルプロダクト企画部長(写真右) ──これまでHTCは海外モデルをほぼ同じ形で日本向けに発売してきました。今回、なぜKDDIと共同で日本専用モデルの開発に至ったのでしょうか? 尾崎 HTCさんとの端末はこれで4機種目になります。これまでの端末は、お客様の満足度も社内評価も非常に高かったのですが、昨年後半からは単にスマホというだけでは満足度