関西電力大飯原発がある福井県おおい町で、第三セクターが運営するホールが今月、再稼働に反対する市民団体が主催する講演会での使用申請を、いったん許可した後に取り消していたことが19日、分かった。ホール側は「施設の趣旨に合わない」と説明している。 ホールは、町が9割以上を出資する「株式会社おおい」運営の「悠久館」。申請した女性によると、17日に「講演会で26日に使用したい」とホールを訪れて申し込み、その場で許可を得た。 しかし、17日夜にホール側から講演会の目的を問い合わせる電話があり、主催団体名などを伝えると「キャンセルしてほしい」と告げられた。