福岡市は22日、市の人口が2028年に160万人を超え、35年にピークの160万6000人に達するとの将来人口推計を発表した。 02年に作成した推計では、25年の147万人がピークと予測していた。市企画課は予想以上の増加について「(機能が集中する)コンパクトシティーとしての魅力が居住地として評価されている」と分析している。 将来人口推計は約10年ごとに発表。今回は10年の国勢調査の結果を基に作成した。 同課によると、博多区、中央区への転入が多く、今後もこの傾向が続くとみられることが主な要因。35年までの生産年齢人口(15~64歳)の減少幅が、全国平均(20%)と比べて2%と小幅にとどまるのも特徴。老年人口(65歳以上)は増え続け、40年には31%に達する、としている。 また、20年には156万5000人となり、国立社会保障・人口問題研究所が08年に出した20年の神戸市の推計(150万200