社民党は7日、福島第一原子力発電所の事故への不安を抱える人たちに向け、「原発震災・被ばくホットライン」を開設し、寄せられた意見を取りまとめた。 ホットラインには、福島第一原発周辺の東北地方のみならず、首都圏在住の子供を持つ母親を中心として約100件の問い合わせがあり、「学校の放射線量や給食による内部被ばくが心配」「修学旅行に行かせてよいか」といった子供の被ばくに関する疑問や、「原発の再稼働には幅広い周辺地域住民の投票をすべきだ」などの意見が寄せられたという。 福島党首は「子供のことを思ってどうしたらいいかと本当に心配している親の気持ちと、(政局に終始する)国会での議論は、明らかにすさまじいギャップがある」と述べ、菅首相の退陣時期などをめぐり、混乱する政局に苦言を呈した上で、今後も意見収集を続け、政府への要望や政策提言に反映したいとの考えを示した。