三井住友海上火災保険は7月14日、日本マイクロソフトが提供する生成AIチャット利用環境を、5月17日から全社員で使い始めたと発表した。OpenAIのGPT-4/3.5など大規模言語モデル(LLM)をMicrosoftのクラウドで利用できる「Azure OpenAI Service」を活用した。 自社専用の安全なAIチャットツール「MS-Assistant」を構築。社員の情報検索や質問、文章作成・校正、要約、翻訳、ブレインストーミングなどを対話でサポートする。 地域や部門ごとの利用ログをデータサイエンティストが分析し、業務プロセスの改善につなげていくという。 今後は、自社のマニュアルや約款にに応答できる機能の拡充や、当保険代理店への提供を計画している他、社員向け活用支援ポータルサイトの整備や活用アイデアコンテストを開くなど、活用を広げていく。 関連記事 「自社版ChatGPT」をグループ全社