自民への逆風が止まらない窮地の福田首相、次の一手 18日に開票された大阪市長選で、新人の元毎日放送アナウンサー・平松邦夫さん(59歳)が当選した。現職の関淳一さんを破っての当選で、票数も約5万票と多かった。 関淳一さんというのは、自民党と公明党の推薦を受けていた人で、今まではこれに民主党も入っていた。自・公・民の推薦というのは、地方自治体の選挙でよくあるパターンだ。関さんもそれで当選していた。今回はその関さんを破り、民主党推薦の平松さんが当選した。これは、ひとつの流れをつくった選挙だと思う。 小沢辞任騒動のさなかでの勝利 平松さんというのは、元アナウンサーで大阪の行政に全く関係していない。これまでの 大阪の市長選は、市の職員や助役など、市の関係者がことごく選ばれていた。平松さんのように市の行政に全く関わってこなかった人物が当選したのは、選挙が公選制になった1947年以来のことだ。