ケータイのネット広告市場、特にSEM(検索エンジンマーケティング)市場は急拡大を続けている。活用企業が増え、メディア系大手ケータイサイトの広告事業の好調ぶりも目立つ。ケータイSEMの現状や成功させるためのポイントを、2001年と早期からSEMに取り組み現在アウンコンサルティングのモバイルグループに所属する渡辺 紀章氏に聞いた。 (聞き手は杉本 昭彦=日経ネットマーケティング) ケータイの検索連動型広告の現状をどう見ているか。 利用が広がり、ナショナルクライアントが参入して単価が高騰。その結果、以前から活用していたコンテンツプロバイダーが苦しんでいるのが現状だ。今は転換期で、これからもさまざまな変化があるだろう。 また、(活況には)目立っている部分と困っている部分がある。目立っているのはミクシィなど大手メディアの躍進だ。純広告を含めて、広告枠を押さえるのが難しいぐらい活況を呈している。その一
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