自民党の谷垣総裁は12日夕、東京・有楽町で街頭演説し、子ども手当法案が同日の衆院厚生労働委員会で可決されたことについて、「民主党の小沢幹事長は選挙至上主義だ。参院選に勝つため、選挙前に支給を間に合わせようと制度設計もできていないのに数の力を頼んで国会(で法案採決)を押し切った。買収だ」と強く批判した。 これに先立ち党本部で行った記者会見では、地球温暖化対策基本法案を「無責任だ」と指摘。対案として2020年までの温室効果ガス15%削減(05年比)を目指す「低炭素社会作り推進基本法案」を、近く国会に提出する考えを示した。