【今日のCFD】スポット金 米金融追加緩和観測とユーロの財政問題を背景に金価格は史上最高値1425ドルまで上昇。しかし日本時間朝5時に1382ドル水準まで急落するなど、乱高下する波乱含みな展開となっている。 考えられるこの波乱の要因は三つ。 まず一つ目として、外国為替市場、特にユーロドルの荒れた動きが挙げられる。アイルランド国債の金利格差が554ベーシスポイントと連日過去最大を記録するなど、債務国の財政問題を蒸し返す動きから、本日もドル買い戻しの動きが続いている。 このドル高に逆行し上昇基調を維持している金相場について違和感を抱いている市場関係者も多いようだが、現状を通貨全体に対する不信感と考えれば、短期ドル相場の動きに過剰反応する必要はないか。 実際、11日からの20カ国・地域(G20)首脳会合でも、日米欧の先進国と中国など新興国との間で意見対立の溝が埋まらず、「通貨安競争」に対して有効