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ブックマーク / www.hayakawabooks.com (7)

  • 「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』鬼澤忍訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫 【試し読み】 容認されている最後の偏見イギリス、オランダ、ベルギーで行なわれた一連の調査で、社会心理学者のあるチームがこんな発見をした。大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。この研究者チームは、高学歴のヨーロッパ人が、差別の被害者になりやすいさまざまな人びと──イスラム教徒、西欧に暮らすトルコ系住民、貧しい、太っている、目が不自由、低学歴といった人びと──にどんな態度をとるかを調べた。すると、教育水準の低い人びとがとりわけ嫌われていることがわかった。 アメ

    「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2021/04/12
    まぁ「学歴」じゃなく「能力」で計るべきではある。/コメントを見て。法学関係はそのあと資格試験があるから。…と考えると資格試験が足らんのか?
  • 変わり果てた"自由の国"に救いはあるか――SF小説「アメリカン・ブッダ」|Hayakawa Books & Magazines(β)

    SF作家柴田勝家さんによる、民俗学・文化人類学の知見とSFアイデアを掛け合わせた短篇集『アメリカン・ブッダ』が発売されました。インパクト抜群の書から、表題作の試し読みとして冒頭1万字を公開いたします。 1 まずは皆さんに自己紹介をしなくちゃいけない。僕の名前は“奇跡の人(ミラクルマン)”、白人の友達が古風なインディアンの名前を意識してつけてくれた名前だ。 それは約三千年ぶりに“向こう側(エンプティ)”からもたらされた声だった。 アメリカに帰ってきた監視員のレポートによって、内務省インディアン管理局(BIA)がヒアリングを行う運びになった。そして“エンプティ”の証人が立ったのだ。誰もが部族の長老が来ると思っていたが、壇上に立った人物は二十代前半の若者だった。 こっちでの暮らしにも飽きてきた人々にとって、故郷からの呼びかけは懐かしさに溢れていて、私の他に約百万人の人々がミラクルマンの声に耳を

    変わり果てた"自由の国"に救いはあるか――SF小説「アメリカン・ブッダ」|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2020/08/20
    アメリカンってそっちか(笑)インディアンだった。
  • わたしたちはきっと克服できる――『三体』著者・劉慈欣氏より、日本の読者へのメッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)

    新型コロナウイルスの猛威が世界中を襲っています。不安な思いを抱きながら過ごしている方も多いのではないかと思います。そこに、『三体』著者の劉慈欣氏から、日の読者のみなさまへメッセージが届きました。日を励まし、勇気づけるあたたかなメッセージを、『三体』翻訳者・大森望氏の訳で掲載いたします。(編集部) 地球は、広大な宇宙空間を航行している宇宙船です。もしかしたら、わたしたちはいつか、それがとても小さな船だったと気づくかもしれません。この船で感染症が広がるとき、その病原体は、どれかひとつの船室だけに閉じ込められているわけではありません。すべての乗員乗客――すなわち全人類にとって、共通の問題なのです。地球という船が避難できる港はなく、ほかの船が救助に駆けつけてくれることもありません。過去、さまざまな疫病が何度もこの船を襲いました。そしてこんにち、科学とテクノロジーの力によって、病原体が引き起こす

    わたしたちはきっと克服できる――『三体』著者・劉慈欣氏より、日本の読者へのメッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2020/03/27
  • 「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「これは "ハードSF作家・山弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開 ※書影は販売サイトとリンクしています アニメーション映画監督の片渕須直氏とSF作家の野尻抱介氏に推薦を頂き、ハヤカワ文庫JAより好評発売中の山弘『プロジェクトぴあの』上下巻。その下巻の収録されているあとがきを、全文公開します。作をできるだけ多くの方に読んで頂くため、担当編集から著者の山さんにお願いをいたしました。ぴあのとすばるの物語が、サイハテの更に先へ届きますように。 ** あとがき これは2014年にPHP研究所から出版された作品の文庫化です。 多くの方がすでにご存じでしょうが、僕は二年前に脳梗塞を患いました。当に突然の発病でした。現在、いくらかは回復してはいますが、依然として計算能力や論理的思考力は低いままです。 今の僕の状態をSFの登場人物に例えるなら、ダニエル・キ

    「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2020/03/27
    「リハビリを受けてもいっこうに良くなる気配はなく、二桁の足し算すらろくにできない」
  • サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』から10年――再来を遂げた「リバタリアニズム(自由原理主義)」とは?|Hayakawa Books & Magazines(β)

    サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』から10年――再来を遂げた「リバタリアニズム(自由原理主義)」とは? by 早川書房ノンフィクション編集部 2010年5月22日、一冊の哲学書が刊行された。ハーバード大学のマイケル・サンデル教授による『これからの「正義」の話をしよう』。 NHK「ハーバード白熱教室」の効果もあり、書はこの年を、そして2010年代を代表するベストセラーのひとつとなった(2020年2月10日現在99万部。電子版を含む)。 さまざまな事例を出して「君ならどう考えるか」と学生に問いかける講義スタイルで人気を博したが、サンデル教授自身の立場はコミュニタリアニズム(共同体主義)と呼ばれる。サンデル教授は次のように主張している。 「正義にかなう社会は、ただ効用を最大化したり選択の自由を保証したりするだけでは、達成できない。正義にかなう社会を達成するためには、善き生の意味を

    サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』から10年――再来を遂げた「リバタリアニズム(自由原理主義)」とは?|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2020/02/17
    「これからの正義の話をしよう」で生徒に教えられていたのは「正しいかどうかを決めるのは君自身の意思」という事なので、私にとっては常に不正義である。合理的かどうかとは別の軸だ。
  • もしも、女性が男性を食べないと妊娠できない世の中になったら? SF小説「ピュア」|Hayakawa Books & Magazines(β)

    SFマガジン2019年6月号に掲載された小野美由紀さんの「ピュア」を全篇公開します。タイトルの通り、ある純粋な性と生を描く遠い未来の物語です。 (追記)早川書房noteで全記事アクセス数1位の作、書き下ろし4篇(!)を加えて書籍化決定! 4月16日(木)発売です。 「男をべたい」と思ったのは、一体いつからだろう。 はぁ、と荒い息を吐きながら、目の前でヒトミちゃんが男を犯している。 ぎっこんばったん、ボートを漕ぐみたいに大きく上体を揺らし、ほおを紅潮させ、恍惚に体を震わせながら、ヒトミちゃんは跨った男に夢中で腰を打ち付ける。男は白目を剥き、手足をひくつかせ、意識があるのかどうかさえ分からない。 空から降り注ぐ青白い光がぐるり、と地面に弧を描き、彼女の裸体をくっきりとその中に浮かび上がらせる。月の光ではない。月は崩れたビルの影に隠れ、私たちのいる位置からは見えない。回遊するドローンのサーチ

    もしも、女性が男性を食べないと妊娠できない世の中になったら? SF小説「ピュア」|Hayakawa Books & Magazines(β)
    deep_one
    deep_one 2019/05/23
    「鱗に覆われた体、岩をも噛み砕く強い牙、一撃で敵を撃ち殺す長い爪。身長平均2mの、地上にいるどんな生き物より生存に適した強いボディを女たちは手に入れた」「出生率が0.3を切っていた時代の話だ」
  • 【閲覧注意】「女を一人、埋めればいいよ。あのよそ者がいいよぉ」『人喰観音』特別篇「まどい巫女」公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

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    deep_one 2018/12/04
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