約1万発の花火が大津市の琵琶湖岸から打ち上げられる「びわ湖大花火大会」。4年ぶりの開催となる8月8日を前に地元の中央学区自治連合会(52自治会、自治会員計2074世帯)が「今回の開催には反対します」との異例の決議文を21日、大会実行委員会に提出した。実行委は今回は「予定通り実施したい」としているが、来年以降は検討するという。いったい何があったのか。 何のため…決議文では開催反対の理由として3点あげている。 <交通渋滞や混雑が激しいこと> 大会当日は午後から深夜まで、交通渋滞が発生し、駐車場の不足など安全安心な住環境が脅かされる。 <住環境への悪い影響> 4年ぶりで見物人の増加が見込まれ、ごみの投棄など環境に悪影響が出る。また、深夜まで騒音が続く。 <高く長い有料観覧席と約4メートルのシートによる壁の増設> 有料観覧席設置のための多額の費用は税金や寄付金の無駄遣い。また、壁で視界が妨げられ、