RTCPで良く利用されるのがRTCP SRとRTCP RRだと思います。 これらを利用して、送信者は受信者での受信品質を知ることが出来ます。 具体的には、パケットロスとRTTがわかります。 受信者でのパケットロスは、RTCP RRに記述されます。 RTTは、RTCP SRとRTCP RRの両方を組み合わせて得られます。 図5. RTCPによるRTTの取得 図5にRTCPによるRTT計算の方法を示します。 送信者はRTCP SRを送信した時間を覚えておきます。 受信者は、RTCP SRを受け取ってからRTCP RRを送るまでの時間を計測し、その値(図5の(b))をRTCP RRに記述します。 送信者は、RTCP SRを送った時間とRTCP RRを受け取った時間の差を計算します(図5の(a))。 図5の(a)から(b)を引いたものがRTTになります。 RTPは、マルチキャストを前提に設計されて