WPFには、データのコレクションを表示するためのコントロールが用意されている。DataGridコントロールやListViewコントロールなどがそうだ(いずれもSystem.Windows.Controls名前空間)。そこに表示するデータをソートしておくにはどうしたらよいだろうか? もちろん、与えるデータをソートしておけば可能なのだが、ソート順(昇順/降順)やソート対象の項目を変更するたびにデータを作り直すのは非効率である。CollectionViewSourceクラス(System.Windows.Data名前空間)を利用すれば、元のデータを並べ替えたり削除したりすることなく、表示だけをソート/フィルタリング/グルーピングできる。本稿では、CollectionViewSourceクラスを使って、ソートして表示する方法を解説する。 なお、本稿のプログラミングには、無償のVisual Stud