NTTドコモが、2011年8月から発生したネットワーク障害への対策についての進捗状況を2月21日に説明した。 2011年8月16日にspモード経由でインターネット接続しにくくなる障害、12月20日にはspモードメールで他ユーザーのメールアドレスが誤って設定される不具合、2012年1月1日にはspモードメールが利用しにくくなったほか、メールの不達メッセージが届かない障害が起きた。これらはいずれもspモードシステム上で起きたもの。1月25日にはパケット交換機の障害により、東京都の一部地域でFOMAの音声通話とパケット通信が利用しにくい障害も発生。これらのネットワーク障害を受け、総務省がドコモに行政指導を行うまでの事態になった。 総務省からの行政指導を踏まえてドコモは、2月19日までに「spモードの信頼性向上に向けた対策」と「パケット交換機の処理能力の総点検」を実施した。代表取締役社長の山田隆持