他の国のデータも気になります。 NASAは、アメリカの大気環境が10年前と比べて良くなったことを示す画像を公開しました。空気が浄化されたというほどではないけれど、それでも特に改善がみられる都市部やその近くに住む人にとっては喜ばしいニュースです。 この画像は、10年間にわたって地球周回軌道に乗っていた人工衛星オーラ(Aura)が測定してきたデータをもとに作成した大気中の二酸化窒素濃度を示すマップです。濃度が高いことを示す赤色の分布が減っていることから、以前と比べて米国の都市部において二酸化窒素の濃度が低くなっていることがわかります。二酸化窒素とは、簡単に言うと呼吸器系に問題を引き起こす可能性のある褐色の気体汚染物質のこと。NASAは以下のように説明しています。 二酸化窒素は、アメリカ環境保護庁(EPA)が人体の健康を守るべく規制対象にした6種類の代表的な大気汚染物質の1つです。それ単体で呼吸