ヤフーは3月26日、インターネット関連の新技術や、ネットと社会の関係などについて研究する「Yahoo!JAPAN研究所」を、4月1日付けで社内に新設する。最高技術顧問に村井純・慶応義塾大学教授を迎え、産学官で連携して研究を進める方針だ。 同社の井上雅博社長が所長に就任。研究員5人と、企画スタッフなど計約10人ほどでスタートし、30~40人規模に拡大していく。 今後10年を見据えた長期的な視野での研究と、2年程度のスパンで取り組む基礎研究、商用化を前提にした1~2年程度の応用研究をそれぞれ行う。米Yahoo!の研究所「Yahoo! Research」と連携するほか、国内の大学・企業の研究所、官公庁との連携も行っていく。 研究内容は、構文解析や形態素解析などの自然言語処理、検索クエリーログを使った情報検索技術、ネットユーザーの行動分析、有害情報のフィルタリング技術、ネットによる生活の変化につい