日本原子力研究開発機構は9日、廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の中央制御室で、音やランプの点滅で異常の発生を知らせる580種類の警報の一部が6日に故障、復旧作業を続けていると発表した。 機構によると、年1回の設備点検を6日に実施。点検ごとに計画書を作成しており、今回は通電したまま回路の接続を変更するよう定めていたが、昨年までは電源を切断してから接続を変更していたとみられ、計画書そのものに誤りがあった可能性がある。 職員らが6日、計画書に沿い通電したまま回路の接続を変更したところ、警報を鳴らす装置の基板が故障した。
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