ラグランジュの乗数 極大・極小は、ローカルな意味での最大・最小である。その定義には導関数の言葉は用 いられない。 2変数関数の場合について、その定義を確認しておこう。 連続関数 z = F(x ,y) の(a ,b)に近い点(x ,y) において、常に F(x ,y)>F(a ,b) が成り立つとき、関数 z=F(x ,y) は、(a ,b) で極小といい、F(a ,b ) が極小値である。 同様に、連続関数 z=F(x ,y) の (a ,b) に近い点 (x ,y) において、常に F(x ,y)<F(a ,b) が成り立つとき、関数 z=F(x ,y) は、(a ,b ) で極大といい、F(a ,b ) が極大値である。 極小値と極大値をまとめて、極値という。 1変数関数 y=F(x) が微分可能であるとき、F(x) が x=a で極値を持てば、 F’(a) = 0 が成り立つ。 こ