10月10日夜、ジャニーズ事務所が公式ホームページに「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」と題した文書を発表しました。 この文書は10月2日に行われた記者会見で、記者の指名NGリストが作られていたことへの対応であり、1週間を超えてなおやまない批判の声を止めるためのものでしょう。しかし、文書の内容は整然とまとめられていて、おおむね破綻がなかったにもかかわらず、批判の声はむしろ増えてしまいました。 ジャニーズ事務所は、この文書とその前後の対応で、どんなミスをしてしまったのでしょうか。それを掘り下げていくと、単に「会見運営会社への管理責任があるから」「その釈明が会見ではなく文書だったから」でない深刻な問題点が浮かび上がってきます。 会見運営会社の驚くべき杜撰さ 10日発表の文書は5000文字を超える長文であり、NHKが「NGリスト」の存在を報じた4日夜から、わずか6日間の急対応であ
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