昭和30~40年代テイストの魅力的なキャラクターと、音楽に合わせたコミカルな動きからなる中毒性のあるアニメーション。かねひさ和哉の創作へのこだわりや世界観に迫る。 昭和30~40年代テイストのアニメーションで人々を魅了する新進気鋭の映像クリエイター、かねひさ和哉。シンプルな線で描かれた魅力的なキャラクターと、そのキャラクターたちの音楽に合わせたリズミカルかつコミカルな動きは、何度も見返したくなる中毒性がある。自主制作で作るアニメーションでは、作画のみならず、作詞・作曲やナレーションまで手がけているというから驚きだ。 「こういった昭和テイストのアニメーションを作っていると、よく1回りも2回りも上の年齢だと勘違いされるんですよ。50代くらいだと思われていることもよくあります」と笑う。それもそのはず、2001年生まれの23歳である彼の作るアニメーションは、“昭和っぽさ”の再現度の高さとのギャップ