SunoやUdioをはじめとする音楽生成AIの発展には、目覚ましいものがある。日々更新される技術的イノベーションに対し、僕自身も驚きを隠せない一人だ。一方で、この技術の普及に伴い、ある興味深い現象が生じている。 音楽生成AIのコミュニティに属する人々が、自らを「ミュージシャン」や「アーティスト」と定義し、その前提で振る舞い始めているという点だ。 正直なところ、最初は面食らった。ただ、ボカロもサンプリングも、登場した当初は似たような反応を受けていた。それでも結果的には、どちらも音楽の地図を塗り替えた。だから簡単に切り捨てる気にはなれない。なるべくフラットに、この現象を見てみたいと思っている。 現在、国内のX等で形成されている音楽生成AIコミュニティは、主要なもので2000人規模、全体を俯瞰すれば3000人程度のシーンとして成立していると推察される。そこでは楽曲の相互評価や、生成物を用いたDJ

