AFC・U-23選手権のグループステージ第2戦、U-23シリアと対戦したU-23日本は、1-2で敗れた。サウジアラビア戦に続く連敗を喫した日本は、早々と大会から姿を消した。 シリアは日本戦に際し、布陣を変更してきた。カタールとの第1戦では[4-4-2]を敷いたが、日本戦では2トップから1トップに変え、[4-2-3-1]を採用している。9番FWアブドゥルラフマン・バラカトを1トップ、その下に8番MFアブドゥルカデル・アディを置き、中盤の厚みを高めた。さらに守備時は両ウイングが下がり、[6-3-1]になる傾向も強い。 当然、シリアとしては前からプレッシャーをかけづらい形だ。しかし、それで構わないのだろう。引いてスペースを埋めれば、日本は攻め切る形を持たないのだから。他方、引くことでお尻は重くなるが、日本はロングカウンターに脆弱であるため、問題はない。日本対策は攻守一貫で成立している。この構図は