ここ2年で、機械翻訳の精度が大幅に改善している。 現時点でも完全にはほど遠いが、以前は文章の体をなしていなかったものが、かなり意味の通る文になってきた。我々が海外から受け取るメールやアプリの説明書きなども、機械翻訳されたものが多くなってきている。必ずしも自然な日本語ではないが、とりあえず「読める」「わかる」ものになり、実用的になったからこそ利用が進んでいるのだろう。 また、カメラで撮影した画像の中に含まれる言葉を機械翻訳してくれるアプリも登場している。 画像中に含まれる文字情報だけを抽出して、多言語に翻訳してくれるもので、旅行中に看板などを撮影して、そこに書かれている内容を把握する際などにとても便利なサービスだ。音声を聞き取って、翻訳したうえで自国語で話してくれる「ほんやくコンニャク」のようなアプリも登場している。かつて憧れたドラえもんの道具が、形を変えて実現しつつあるといえよう。 このよ