クェルセチン[4](またはクエルセチン、ケルセチン、英: quercetin)は、フラボノイドの一種でフラボノールを骨格に持つ物質。配糖体(ルチン、クエルシトリンなど)または遊離した形で柑橘類、タマネギやソバをはじめ多くの植物に含まれる。黄色い色素で、古くから染料としても用いられてきた。分子式は C15H10O7、分子量 302.24、CAS登録番号は [117-39-5]。 化合物名は1857年から使用されており、ラテン語で「オークの森」を意味するquercetum(ラテン語でオークはQuercus - コナラ属)に由来する[5][6]。クェルセチンは天然に存在するオーキシン極性移動阻害剤である[7]。 生理活性[編集] クェルセチンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用、が報告されている[8]。 クェルセチンはルチン、ヘス
![クェルセチン - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a68f7e70bbd59a3697d0290a0704a89eaef2757b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F8%2F81%2FQuercetin.svg%2F1200px-Quercetin.svg.png)