「追加の放映権料が不要なのに、3Dの映像フィードをネットでも放送波でも出さないNHKの対応はひどい」という意見をいただいた。しかし、突き詰めて考えると、NHKに責任を押しつけるのは適当ではないと筆者は思っている。 前回のコラムが掲載されたあと「追加の放映権料が不要なのに、3Dの映像フィードをネットでも放送波でも出さないNHKの対応はひどい」という意見をいただいた。表面的情報だけを追えば、そのように感じるのも無理はないかもしれない。しかし、突き詰めて考えると、NHKだけに責任を押しつけるのは適当ではないと筆者は思っている。もちろん(放送そのものの話なので)テレビメーカーにも責任はない。ではジャパンコンソーシアムでの負担割合の見直しに及び腰だった民放5局に責任があるのかというと、これも違うだろう。 日本でウィンブルドンやオリンピックの中継が行われない理由は、国が世界的な流れを見据えた、長期的な
ちまたではロンドンオリンピックの話題で持ちきりだ。金メダル確実と期待された選手が緒戦敗退したり、メダルが生まれるとは思わなかった競技でメダル獲得のニュースが入ってきたりしているのを見ると、”4年に1度しか開催されないオリンピック”という場が、いまだ特別なものであることを再認識させられる。さて、そのロンドンを3週間前に訪問していた。ウィンブルドン取材のためだったが、そこでBBCに興味深いことを伺った。 BBCはNHKと共同で8K4Kのスーパーハイビジョン・パブリックビューイングを実施しており、日本では3カ所で楽しむことができる。超大画面でも観客ひとりひとりの顔が認識できる、圧倒的な情報量のスーパーハイビジョンは、確かに見る者を圧倒する。 もっとも、NHKは2020年の実現を目標に据えているが、実験放送はともかく、”実用化”といえる段階まで持っていくのは現実的ではないとの声もある。BBCでは将
完全な治療法はない? 「The Guardian」の記事。これを書いた記者自身も、日頃からひどい3D酔いに悩まされていたそう イギリスのニュースサイト「The Guardian」にて、ゲームにおける「3D酔い」についての興味深い考察記事が掲載されています。それによると、ゲームの3D酔いは、市販の酔い止め薬か、またはプレイヤー自身が徐々に「慣れる」ことで改善できるとのこと。 3D酔いについては海外でも悩んでいる人は多く、ある調査では対象者の10%~50%がゲーム中に吐き気などの体調不良を感じたことがあると答えたそう。3D酔いが起こる理由についてはいまだ完全には解明されていませんが、一般的には体が「動き」を感じていないにもかかわらず、目や耳から入ってくる情報によって、脳は「体が動いている」と錯覚してしまうため、その感覚のズレが3D酔いを引き起こすのだと言われているようです。 では、果たしてこれ
人形のような入力装置を使って、コンピュータ上の3Dモデルを操作できる「QUMA」技術を活用したデバイスの発売が決定した。2012年5月にセルシスが販売開始する。価格は6万円前後の予定。 QUMAはセンサー内蔵の人型の入力装置を動かして、画面上の3Dモデルに同じポーズを取らせることができる技術。これにより、マウスやキーボードを使わずに、直観的に3Dモデルの操作できるようになる。ソフトイーサと電気通信大学発のベンチャー、ビビアンが中心となって開発してきた技術で、セルシスも協力している。 セルシスは販売に当たり、グラフィックツールと3Dキャラクターを同梱したパッケージや、同社の創作活動応援サイトの会員専用コースなどさまざまな提供方法を予定。ペンタブレット用コントローラー「Tab-Mate Controller」との連動も計画している。 関連キーワード 3D | セルシス | 人形 | フィギュア
素人ですが何か? はじめまして。アステックの伊藤拓です。当社は創業以来、精密加工をコアコンピタンスに、主に電気電子関連の機構部品の製造にまい進してきた企業です。そして、3D-GAN(3Dデータを活用する会)のメンバーでもあります。 最初に申し上げておかねばならないことがあります。ハッキリ言って、私はモノづくりの素人です! これは間違いないです、ハイ。 私は大学卒業後電通グループに勤務し、広告主企業各社さんのさまざまな販促キャンペーンの企画・立案、各種ツールの製作、ケータイやネットを活用したキャンペーンシステムの開発に携わってきました。2008年、父親からの要請で家業のアステックを継ぐことに。早い話が“2代目社長”です。 企業規模や事業レイヤーはもちろん求めるべきところも、「イメージと物質」「情緒と効能」といったように、自分がこれまで身を置いた広告業界と製造業ではまるで違い、まさに“畑違い”
既報の通り、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「プレイステーション」ブランドの24型フルHD液晶ディスプレイ「3Dディスプレイ」(型番:CECH-ZED1)を2011年11月2日に発売する。「3Dメガネ」が1つ付属し、価格は4万4980円(税込み)だ。 24型クラスでは初めて4倍速フレームシーケンシャル方式を採用し、右目用と左目用の画像が混ざるクロストークを最小限に抑えているのが特徴。また、2人でプレイするゲームにおいて、各プレイヤーに異なる映像(2D)をフルスクリーンで表示できる「SimulView」機能を実装している。 今回この3Dディスプレイを体験する機会があり、商品説明を行った同社商品企画部 企画3課 チーフの高橋泰生氏に製品の特徴やこだわりを聞いた。 映像だけではなく、音にもこだわる 3Dディスプレイの主な仕様は、解像度が1920×1080ドット、コントラスト比
アーティストのコンサートなどの映像の再生中に、スマートフォンやタブレットのタッチ操作で360度視点を変えて楽しめる――そんな「自由視点コンサート」という技術を、KDDI研究所がCEATEC JAPAN 2011(10月4~8日、幕張メッセ)に参考出展した。 映像全体を回転させられるだけでなく、例えばバンドのコンサート映像であれば、再生中に演奏者の1人1人を個別で移動することもできる。「映像を撮影する際に、人物などのオブジェクトと背景を切り離して個別で処理することによって、再生時に自由にオブジェクトを再配置できるようにした」(説明員) 再生時の視点の変更に音声も追随するようにした。バンドのコンサート映像であれば、再生中にボーカルのオブジェクトを前面に配置したときはボーカルの音声を大きく、ドラムが前面にきたときはドラムを大きく――といった具合だ。音質については、「スマートフォンやタブレットで再
米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchは10月20日(現地時間)、3D映像の仮想物体を手でつかんだり動かしたりできる技術「Holodesk」を発表した。 同技術は、Microsoftが取り組んでいるナチュラルユーザーインタフェース(NUI)のプロジェクトの1つ。NUIは、ジェスチャーや音声などで直感的に、自然に操作できることを目指すUIで、同社のゲーム端末Xbox 360で利用できるコントローラー「Kinect」にもこの取り組みが反映されている。 Holodeskはまだ研究段階だが、ネットワークを介したボードゲームや遠隔地間での製品プロトタイプ設計会議などに応用できるとしている。 3D体験技術は既に幾つかあるが、Holodeskではビームスプリッタと画像処理アルゴリズムを利用することで、他の技術よりもリアルな体験が提供できるとしている。 Microsoft
実空間に立体映像を表示して、実際の物体と3D映像を重ねて鑑賞することができる「立体映像表示技術」を応用した「実空間融合3Dディスプレイ」が「CEATEC JAPAN 2011」の日立ブースにて参考出展されていました。これは「フルパララックス3Dディスプレイ」という技術を応用したもので、複数人が裸眼で閲覧可能です。また、物体の位置を動かすのに合わせて3D映像も変化します。 [HITACHI Booth Information] CEATEC JAPAN 2011 日立ブースのご案内 日立ブースに到着。 「フルパララックス3Dディスプレイ」コーナー。 参考出展されているのは「実空間融合3Dディスプレイ」というもの。 そしてこれが実際の「実空間融合3Dディスプレイ」。ハロウィンをイメージしたお菓子の上にかぶさるようにしてカボチャの3D映像が表示されています。 ムービーで見てみるとより一層分かりや
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています CEDEC 2011が開催されたパシフィコ横浜 ゲームの中のあの娘に触れられたら……と思ったことはないだろうか。所詮、夢のまた夢? いやいやそんなことはないかもしれない。9月6日に始まったゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2011」で、3D映像を手で触った感覚が味わえるというシステムが出展されている。慶應義塾大学と東京大学のチームが開発した「RePro3D」だ。 “妖精”を指でつんつんすると…… 指先に特殊なテーピングをして画面をのぞくと……? RePro3Dは、サイズが40(幅)×60(奥行き)×40(高さ)センチくらいの箱型で、なかには奥から順に高輝度液晶ディスプレイ、レンズ、鏡が並んでいる。ディスプレイには42視点のキャラ映像を同時に投影。レンズで拡大して鏡に反射させる。その状態で、レンズと鏡の間の空間を上からのぞく
YouTubeでは2009年より3D動画への対応を開始していますが、9月21日から3D動画へのワンクリック変換機能がベータ版として提供開始されました。この新機能により、YouTubeにアップロードした2D動画をワンクリックで3D動画に変換することができるようになるとのこと。 また、2010年12月より一部アカウントでは15分長のムービーのアップロードが可能となっていましたが、これについても、YouTubeのガイドラインに準拠して動画をアップロードしている全ユーザーが対象となったそうです。これに合わせて待望のアップロードレジューム機能が実装され、アップロード中に通信が途切れたり、PCがフリーズしてしまった場合などでも、途中からアップロードを再開できるようになりました。 YouTube Blog: Additional Creator Tools from YouTube YouTubeで3D
ポリゴンが不要になる時代も来る? オーストラリアのゲーム会社が、ある画期的なCG技術を開発しているそうです。 この技術は「Unlimited Detail Technology」と呼ばれ、従来の3DCGに比べ、より細部まで正確に立体物を表現できる点が特徴。そして何と言っても、「ポリゴンを使っていない」という点で多くのユーザーを驚かせました。 私たちが普段見ているCG映像の多くは、ポリゴンと呼ばれる多角形の「板」を無数に組み合わせることで立体物を描いています。しかしこの「Unlimited Detail Technology」ではポリゴンの代わりに、微細な「粒」を組み合わせて物体を表現。ポリゴンの場合はどうしても、アップで見ると板の継ぎ目がカクカクして見えてしまいますが、この方法なら理論上、どんな複雑な形の物体でも正確に再現することが可能なのだそうです。 百聞は一見にしかず、まずはYouTu
一般・個人向けの3次元出力サービス「3D print lab」は、金属の造形物も作れる。ほかにも楽しいモノづくり事例が。 3次元プリンタは、廉価になってきているとはいえ、個人で購入するにはまだまだ非常に高価だ。実は、一般・個人向けの3次元出力サービスも存在する。ベルギーメーカーのマテリアライズ(Materialise NV)社が提供する「i.materialise」の「3D print lab」もその1つ。Web上のサービスに3次元モデルを登録すると、即、コストを算出し、その後は決済を済ませば宅配便で品物が届けられるという仕組みだ。英語のサービスだが、日本からでも利用可能だ。 モデルのアップから、造形物が手元に届くまで 3次元モデルかCGデータ(Google SketchUPも可能)を用意し、トップページからアップロード。 材料、色、仕上げオプション、プリント数、寸法単位、スケールを選択。
PS3向けの3Dゲーム積極展開するなど、3Dコンテンツの普及を推進するソニーが3Dゲーム用の安価な3Dディスプレイを発売することが「E3 2011」で行われたソニーのプレスカンファレンスで明らかになりました。 詳細は以下から。 これが今回発表された3Dディスプレイ 画面分割して2人プレイをしている時でも3Dコンテンツを楽しめる仕組みを採用 ディスプレイ本体、HDMIケーブル、3Dメガネ、RESISTANCE 3を同梱して…… お値段499ドル(約4万円)。PSVITAなどの価格設定から導き出される、「1ドル=100円」換算のレートを考えると、国内モデルの価格は4万9800円といったところでしょうか。続報が待たれます。
ホントに立体に見えます 少しずつ一般家庭への普及も進んできたとはいえ、まだまだ敷居の高さはぬぐえない「3Dテレビ」。そんな中、フランスのジョゼフ・フーリエ大学のある技術開発チームが、「特殊なメガネやモニタを必要としない立体視技術」を開発し、iPhone/iPod touch/iPad用のデモアプリをリリースし話題となっています。 この技術は、「Head-Coupled Perspective(HCP)」と呼ばれ、特殊なメガネやモニタを使わず、代わりにiPhoneやiPad2の「フロントカメラ」を利用している点が特徴。利用者の顔をカメラで検知し、「どの方向からのぞき込んでいるか」を映像に反映させることで、擬似的に奥行きや立体感を感じさせる仕組みとなっています。 よく分からん! という方は同チームがYouTubeに投稿したデモンストレーション動画をどうぞ。こちらは4月はじめに投稿されたもので、
昨年のCEATECで発表され、年末にはオープンソースとしてプログラムが公開された名古屋工業大学 国際音声技術研究所のMMDAgentが実稼働を始めた。名古屋工業大学の正門付近に「世界初の双方向音声案内デジタルサイネージ」が設置され、オリジナルの3Dキャラクターであるメイちゃんが身振りを交えて音声で案内する。 CEATECでは大型液晶ディスプレイが1枚だったが、今回はパネルが2枚になり、右側には等身大のメイちゃんが、左側には案内コンテンツが表示される。学内イベント情報をタイムリーに案内し、訪問者が聞きたい情報を音声でたずねると、「まるで生きているかのようにジェスチャーやパネル表示を交えて音声で案内」する。 このデジタルサイネージでは従来のMMDAgentの機能に加え、複数のカメラを用いた顔画像認識技術によるキャラクターの視線制御や、焦電センサーを用いた人体検知により、キャラクター側からの能動
2011年2月24日(木)から順次稼働予定の「ラブプラスメダル Happy Daily Life」が、「AOU 2011 アミューズメント・エキスポ」にて一足早くプレイアブル出展されていたので、さっそくその内容を見てきました。 彼女とデートしたり、イベントをクリアしていく中でメダルやJP(ジャックポット)スロットチケットを集めていきます。DS版の「ラブプラス」ではタッチペンで行っていたスキンシップが大画面で行える「スキンシップモード」でメダルを獲得する場面もありました。 「ラブプラスメダル Happy Daily Life」のプレイ中の様子やスキンシップモードのムービーなどは以下から。ラブプラス MEDAL Happy Daily Life AOU2011内コナミブースに到着。 同時稼働開始の「ラブプラスアーケード カラフルClip」やDSソフト「ラブプラス+」、そしてコナミのメダルゲーム
士朗正宗原作の人気アニメを3D化した「攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」が3月26日にいよいよ劇場公開されますが、3D本編などが配信中であることが明らかになりました。 また、試写会への無料招待も行われるとのことで、同作をいち早く観たいと思っているファンは必見かもしれません。 詳細は以下から。 YouTubeの「攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D 公式チャンネル」で配信されている「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY」の神山監督のコメントによると、現在YouTubeとのコラボレーション企画を実施しているそうです。 YouTube - 3Dメガネで電脳化!『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY』神山監督コメント そして「月刊ヤングマガジン (2011年2月9日発売号と3月9日発売号)」に付属する攻殻
10月26日(火)、ニコンが新サービス「my Picturetown 3D」を発表しました。これは、インターネットを通じて通常の2D写真を3Dに変換、専用のデジタルフォトフレーム「NF-300i」を使うことで裸眼で3D鑑賞できるという新しいサービスです。 キーワードは「3D」「ネットワーク」「Android」の3つということで、最新流行に合わせたサービスが始まるようです。 発表会の様子は以下から。 会場となったベルサール秋葉原。 発表会開始前、こそっと置かれていたデジタルフォトフレーム。気付けば撤去されていましたが、コレが今回発表される新製品でしょうか。 発表会開始。新サービスの名称は「my Picturetown 3D」。インターネットを通じて通常のデジタル画像を3D画像に変換し、専用のデジタルフォトフレームで再生、鑑賞できる新しいサービスだそうです。 プロジェクトリーダーの大槻正から説
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