イタリアの研究チームが、イヌはうれしいときは右に、緊張しているときは左に尻尾を振り、ほかのイヌもそれを手がかりに反応していることを発見した。 イタリアの神経科学者が、イヌに関するある研究論文を『Current Biology』誌に発表した。それによるとイヌは、ほかのイヌの尻尾の「振り方の向き」を認識し、それに反応するという。 研究者らはすでに2007年、イヌは、うれしいときには尻尾を右方向によく振り、緊張しているときには左方向に尻尾を振るという研究結果を明らかにしている(以下の動画。飼い主と一緒のときは右方向、あまり知らないイヌに対しては左方向に強く振っていることがわかる) 研究者らはこの理由について、うれしいと脳の左側が活性化して、右側に尻尾を振る一方、不安やストレスを感じたときは脳の右側が活性化し、左側に尻尾を振ると考えている。 研究チームは今回、イヌがほかのイヌの尻尾の動きの方向を読