【3月7日 AFP】包囲された街で飢えてやつれきり、時には死の危険にさらされ、また時には自ら死を望む若きジャーナリストに、いったいどんな言葉を掛けられるだろう? 励ましや、仕事に対する称賛を並べるばかりだが、計り知れない無力感は拭い切れない。 「気を強く持って。われわれには君が必要なんだ。頑張って。諦めないで」 レバノン・ベイルート(Beirut)にいる私や同僚らは、シリア・アレッポ(Aleppo)を担当するカラム・マスリ(Karam al-Masri)記者との日々のやりとりの中で、こうした言葉を何度送ったことだろう? われわれはカラムに敬服している。空腹や恐怖、爆撃を耐え忍んできたからだけではない。これらあらゆることに直面しながらも、記事や目撃した詳細、写真、動画をわれわれに送り続けてくれたからだ。われわれは常にこう伝え続けた、ただ君に無事でいてもらいたい、自分の身をいたわって、この地獄