戦後77年をへても終わることがない戦没者の遺骨収集。近年は遺骨の身元特定にDNA鑑定が使われるようになったが、政府はこれを積極的に活用しているとは言いがたい。そんな政府の尻をたたき続け、限定的だった鑑定対象を次々に広げさせている「異色の地方公務員」がいる。大阪府の上田慶司さん(64)。上田さんが異色なのは、自身が現場で遺骨を掘り出す活動をするのではなく、政府との交渉といった後方支援に徹していること。もうひとつは、日本人だけではなく、「日本兵」として戦場に駆り出された朝鮮半島出身者らの遺骨も家族のもとに返す活動をしている点だ。戦争体験者だけでなく、その遺族も高齢となり、願い続ける父や兄の遺骨の返還を待たずに亡くなる人が増えてきた。時間との闘いがますます厳しくなる中、「すべての戦没者を家族のもとへ」と奮闘する上田さんの足跡を追った。 ■6月はいつも沖縄 6月23日の沖縄慰霊の日。上田さんはこの
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