「ブッフェ」はお洒落で、「バイキング」は庶民的なのか? 予想通り、最終回はスモーガスボード、しかも老舗の「レストラン ストックホルム」となった。唯一、筆者も過去に訪れた事のある銘店である。幼少期に近く、夢のような気分を味わったものである。 現在では「ブッフェ」と呼ばれる、いわゆる「食べ放題」だが、これはフランス語の「buffet」から来ており、意味としてはパーティーやレストランでの陳列棚から転じて、「立食パーティー」を意味するようになり、今日に至る。しかし、私のような昭和の男はブッフェなんて小洒落たことは言わない。「食べ放題」は断然「バイキング」である。一生の夢は帝国ホテルのバイキングである。 現在でも地方のホテルなどで「ランチバイキング」「特選寿司、しゃぶしゃぶバイキング」等と、すっかりブッフェはお洒落だが、バイキングは庶民的であるかのごとき扱いを受けている。しかし、帝国ホテルのバイキン