「教材費未納卒業させない」 担任発言、親が借金 2012年2月28日 10:03 カテゴリー:社会 九州 > 鹿児島 鹿児島県立奄美高校(奄美市)の3年の学級担任が「PTA会費や教材費を納めない生徒は卒業させない」と生徒に発言していたことが27日、分かった。これを信じた生徒の母親の一人が借金し、1年間の未納分約7万円の全額を納めた。生徒の家庭は父親が病気で生活保護を受けている。県教委の本村誠人指導監は「未納でも卒業でき、不適切な指導。ただ、払うべきもので関係者の処分はしない」と話している。 県教委や同校によると、担任は1月、受け持つ学級の生徒全員に発言した。学級には未納の生徒が複数いた。母親は生徒から発言を聞き、知人に相談。知人が同校に問い合わせたところ、事務職員が「1月中に納めないといけない。分割払いも認めない」と返答したため、母親は働いている生徒の兄に借金して納めたという。 学校教