私立秀岳館高校(熊本県八代市)サッカー部で、30代コーチによる部員への暴行が発覚してから約1カ月。監督として同部を率いていた段原一詞氏(49)に、20代女性(当時)に対する買春疑惑があることがわかった。相手の女性が「週刊文春」の取材に証言した。 サッカー部の、暴行被害を受けた部員らは顔出しの謝罪動画をネットに公開し、段原氏は日テレ系「スッキリ」で「謝罪動画は部員が自発的に撮った」と説明。だが、のちに動画撮影は段原氏の指示だったことが判明した。生徒に責任を押し付ける姿勢に批判が集まり、同校の中川靜也校長は段原氏をサッカー部監督から更迭。ただ、中川校長は「週刊文春」の取材に対し、段原氏について「監督を外すのは校内人事なので私の一存で決められるが、教員として解雇するのは難しい。本人も『解雇したら(不当解雇などの)裁判にかける』と」と説明していた。