オリーの症状は、特定種のダニの唾液(だえき)を通じて強い毒が血中に流れ込む「ダニまひ症」と呼ばれる珍しい疾患に起因していた。 ダニを駆除すると、オリーは10時間ほどで元通りに元気を取り戻したという。 ストーン医師は「ダニまひ症の症例は見たことがなかった。学校でざっと学んだ程度で、プレゼン用スライドの1枚にあった」と打ち明ける。 飼い主によると、オリーをキャンプに連れて行った際に、ダニよけ用の首輪をしていたにもかかわらず、ダニが付いてしまったらしい。 オリーを救ったゴールデンさんは「ダニまひ症の症例を経験するのは私のキャリアの中でこの1度だけかもしれない。助けることができてよかった」と話している。