自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の辞職を求める声が広がっている。月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)について「生産性がない」などと主張した問題。この差別的主張は、単に杉田氏個人の考えでは済まない。攻撃されているのはLGBTだけではないことにも、多くの人が気づき始めている。【井田純】 問題の文章は月刊誌「新潮45」8月号に掲載された。タイトルは「『LGBT』支援の度が過ぎる」。冒頭、杉田氏はLGBTに関する1年間の新聞記事の検索結果を示し、こう表明する。 <朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをえません>