タグ

ブックマーク / book.asahi.com (95)

  • 「なぜ人間は泳ぐのか?」書評 水と人間の驚くべき雑学百科|好書好日

    なぜ人間は泳ぐのか? 水泳をめぐる歴史、現在、未来 (ヒストリカル・スタディーズ) 著者:リン・シェール 出版社:太田出版 ジャンル:スポーツ なぜ人間は泳ぐのか?―水泳をめぐる歴史、現在、未来 [著]リン・シェール 著者はごくふつうの女性スイマー。70歳を前にしてヨーロッパとアジアをつなぐヘレスポントス海峡6・5キロの横断泳に挑んだ。その訓練の間に聞き知った「水泳と人間の歴史」や、水泳に関する驚くべき雑学が、書を完璧な水泳百科に仕立てた。都会の黒人女性が水泳をしない理由の一つに、苦労して伸ばした縮れ髪を濡(ぬ)らしたくない思いがあること、水着の試着に抵抗がある女性の気持ちなど、水が苦手なカナヅチ組の音まで探っている。 まずはご多分に漏れず、水泳の起源にかかわる恋愛神話がある。大昔レアンドロスという若者がヘレスポントス海峡の対岸に住むヘロという巫女(みこ)に恋をした。彼は毎夜海峡を泳ぎ

    「なぜ人間は泳ぐのか?」書評 水と人間の驚くべき雑学百科|好書好日
  • コラム別に読む : 書店員に聞く 今なお続くDV - 寺下真理加 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    dowhile
    dowhile 2013/06/20
  • 本の記事 : 「中二病」をこじらせて……キンドルで話題の『架空の歴史ノート』著者に会ってみた - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    4月ごろから、SNSやまとめサイトで大きな話題を集めているがある(Twitter検索結果[※検索結果なので無関係の投稿も含まれている]、Naverまとめ)。アマゾンの電子書籍サイト「キンドルストア」で販売されている電子書籍だ。その名も『架空の歴史ノート1 帝国史 分裂大戦編』(キンドルストアへのリンク)。 このが、5月中旬には、キンドルストアの「歴史・地理」カテゴリーで1位となり、稿執筆時点では、総合売り上げランキングでも、5位になっている。 タイトルどおり、市販のよく見かける大学ノートに、なぐり書きのような筆致で、架空の「帝国」が、戦争や革命を経て崩壊する歴史が綴られている(右写真)。中には整った絵もあるが、大部分は、小中学生が授業中の教室などで描きそうなタッチだ。一方、社会制度や法律、歴史などの世界設定は凝りに凝っていて、さながら壮大なゲームの設定資料を読まされているようだ。 絵

    本の記事 : 「中二病」をこじらせて……キンドルで話題の『架空の歴史ノート』著者に会ってみた - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • インタビュー : 期待が根拠、それがお金 経済学者の岩井・東大名誉教授 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    アベノミクスの下、「次元の違う金融緩和」で、世の中にお金があふれ始めた。株式市場はわき、景気が上向く兆しがでている。「期待」に左右される市場経済は、随分気まぐれにみえる。経済学者の岩井克人・東大名誉教授に、「お金と期待の関係」を聞いた。 ――人の期待はそんなにあてになりますか? 「実は、お金と期待の関係は、資主義の質にかかわる問題です。3年ほど前にベルリンであった『貨幣とは何か』を討議する学際的な会議に招かれたが、ギリシャ古典の権威の学者の発表が興味深かった。テーマは『なぜ古代文明の中で、ギリシャだけが私たちに近いのか』。ギリシャ悲喜劇は現代人にも感動を与え、民主主義の原型も、哲学も、現代につながる科学もギリシャでつくり出された。彼の答えは、公共的な討議の伝統でもアルファベットの使用でもなく、『世界史で初めて格的に貨幣を使った社会だった』というものでした。私のような経済学者が言うと我

    インタビュー : 期待が根拠、それがお金 経済学者の岩井・東大名誉教授 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    dowhile
    dowhile 2013/05/11
  • 三浦瑠麗「シビリアンの戦争」書評 文民統制に恐ろしい問いかけ|好書好日

    ISBN: 9784000258647 発売⽇: 2012/10/01 サイズ: 20cm/258,82p シビリアンの戦争 デモクラシーが攻撃的になるとき [著]三浦瑠麗 書は、ぼくたちが慣れ親しんでいる軍や戦争に関する基的な考え方に大きな疑問をつきつける。従来の発想では、軍人は戦争大好きだとされる。だから平和を愛する文民が彼らの活動を常に監視し、抑えなくてはならない。これが文民統制(シビリアンコントロール)の発想だ。 でも近年の多くの戦争の実態はちがう、と著者は指摘する。軍人たちは、戦闘で真っ先に死傷する立場だ。だから勝算のない無意味な戦争にはきわめて慎重だ。むしろ文民たちのほうが、独裁政権打倒とか対テロとか、その時の勝手な思い込みと勢いで、軍人たちを(民主主義のおかげで!)戦争に引きずり込んでいる、と。文民統制というのは当に有効なのか? 恐ろしいことながら、これが正鵠(せいこく

    三浦瑠麗「シビリアンの戦争」書評 文民統制に恐ろしい問いかけ|好書好日
    dowhile
    dowhile 2012/12/23
  • 本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「koboイーブックストア」の「ジーン・マッパー」購入ページ。同書は複数ジャンルで上位ランク入りしている 著者が立ち上げた「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」専用サイト。電子書籍はここから直接購入もできる。コボ、キンドルの両ストアへのリンクもある。 7月19日にサービスを開始したネット通販大手・楽天電子書籍サービス「コボ」の書店で、これまで見たことがない著者の書籍が、複数ジャンルのランキング上位に入っているのを見つけた。作品の名前は「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」、著者は「藤井太洋」。出版社名に「Taiyo Lab」とあることから、自己出版(出版社や編集者を介在させずに電子書籍を書き、売ることをいう)ではないかと推察できた。 8月22日時点で、同作は「SF」ジャンルの16位、「ハイテク」ジャンルと「科学技術」ジャンルでは1位にランクインしている(ただしその後、著者

    本の記事 : 日本人初? 「コボ」「キンドル」でデビューした新人作家が1位を獲得するまで - 林 智彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • ウラジーミル・ソローキン「青い脂」書評 文学の未来映す“低俗”ギャグ|好書好日

    青い脂 [著]ウラジーミル・ソローキン 昔の人は、小説のヤワなエッチ描写ごときで発禁だ裁判だと大騒ぎしたもんだが、モロ出し動画がネットでいくらでも見られる現在、もう小説ごときで、下品だエロだ低俗だと騒ぐ時代ではありませんわオホホホホと思っていたところに降って湧いた衝撃作。笑っちゃうくらいのお下劣お下品全開ぶりでありながら(いやまさにそれ故に)いまどき文学への希望と確信を力強く語るという、時代錯誤なのに目新しく、古くさいのに新鮮な代物が書だ。 未来ロシアの研究所でスカトロ両刀づかいの変態どもが中露混合の悪態をつきつつ、文学クローンを作って小説を書かせ、謎の物質「青脂」を生産。それがスターリンとフルシチョフがグチョグチョの愛欲相関図を繰り広げる変な二十世紀に送り返され、そしてヒトラーとの野合と対決の末スターリンはついに青脂を自ら……というのがストーリーなんだが、これを知ってもあまり意味はない

    ウラジーミル・ソローキン「青い脂」書評 文学の未来映す“低俗”ギャグ|好書好日
    dowhile
    dowhile 2012/10/23
  • 本の記事 : 地方の雑誌発売日、遅れが改善 雑誌不振が理由の皮肉 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    dowhile
    dowhile 2012/09/27
  • 本の記事 : 重厚・豪華 期待集め国書刊行会40年 - 吉村千彰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「世界幻想文学大系」など重厚なシリーズものを刊行し続け、不況の出版界にあって異彩を放つ国書刊行会が、創業から40周年を迎えた。全国各地の書店でフェアを開催、記念出版などを行っている。 フェアは今月、全国約70書店で開催。円城塔や皆川博子、佐野史郎ら61人があげた「国書刊行会の好きな」が並ぶ。国書刊行会といえば箱入りや金箔(きんぱく)使いなど豪華な造・装丁も魅力で、迫力ある一角が各店に出現。61人のコメントを集めた小冊子「私が選ぶ国書刊行会の3冊」も無料で配布している。 40周年記念で「新編 バベルの図書館」シリーズの刊行も始まった。アルゼンチンの文豪ボルヘスが個人で編集した世界文学全集で、20年前に全30巻で出たが、あらたに国・地域別に編み直して全6巻で刊行。8月から隔月刊の予定だ。 学術資料書籍の復刻出版を目的に設立。文学から思想、宗教、芸術全般、絵まで幅広く、影響を受けた作家も少

    本の記事 : 重厚・豪華 期待集め国書刊行会40年 - 吉村千彰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    dowhile
    dowhile 2012/09/20
  • 「バナナの世界史」書評 ヒトがつくりかえてきた生命|好書好日

    バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ) 著者:ダン・コッペル 出版社:太田出版 ジャンル:技術・工学・農学 バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 [著]ダン・コッペル バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。 バナナの原種は、硬くごろごろしたタネがたくさん入ったとてもべにくい果物でした。ところが自然のいたずらで、あるとき、タネがないのに果実だけが太る突然変異種が出現しました。 とはいえ、タネができない植物をいったいどうやって増やすことができるのか。バナナは地下茎を伸ばすので、これを株分けすると簡単に大規模栽培ができるのです。 なかでもグロスミッチェルは優れた品種でした。大きくて皮が厚く、舌触りはなめらか、味は濃厚でフルーティー。これに目

    「バナナの世界史」書評 ヒトがつくりかえてきた生命|好書好日
    dowhile
    dowhile 2012/04/10
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012021600005.html

    dowhile
    dowhile 2012/02/18
    石原と芥川賞のことをだらだら書いた挙句、肝心のタイトルの書評は以下次号かよ
  • 【レビュー・書評】ガロア 天才数学者の生涯 [著]加藤文元 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ガロア 天才数学者の生涯 [著]加藤文元[評者]青木るえか[掲載]週刊朝日2011年2月25日号著者:加藤 文元  出版社:中央公論新社 価格:¥ 882 ■BL的妄想をかきたててくれる なんか有名ですよね、『ガロア』。 数学の天才で若くして決闘で死んだ、という話はやたら知られている。顔はよくわからないが、悪くなさそう。ボーイズラブ小説の登場人物みたいでドキドキさせられる。しかしBL小説の登場人物の職業や家柄がやたら凝ってるのに読んでもまったく実態がわからない(20代で巨大コンツェルンCEOなのに、美少年と恋愛というような)のと同様、ガロアの数学上の業績もまったくわからない。いや、知ろうとしないこっちが悪いんだが、BL小説的なカラッポの印象が強いのだ、ガロア。 なのでこのを見つけた時は「これを待っていた! 遅すぎた発刊だ!」と喜んだ。期待に違わず、最初のほうは「巻を措く能わず」で、という

  • asahi.com(朝日新聞社):ゼロ年代の50冊 ベスト10 - ゼロ年代の50冊 - BOOK

    ゼロ年代の50冊 ベスト10[掲載]2010年4月4日 (1)銃・病原菌・鉄 ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰訳 草思社 00年 (2)海辺のカフカ 村上春樹著 新潮社 02年 (3)告白 町田康著 中央公論新社 05年 (4)磁力と重力の発見 山義隆著 みすず書房 03年 (5)遠い崖(がけ) 萩原延壽著 朝日新聞出版 80、98〜01年 (6)博士の愛した数式 小川洋子著 新潮社    03年 (7)木村蒹葭(けんか)堂のサロン 中村真一郎著 新潮社 00年 (8)東京骨灰紀行 小沢信男 筑摩書房 09年 (9)孤独なボウリング ロバート・D・パットナム著 柴内康文訳 柏書房 06年 (10)トランスクリティーク 柄谷行人著 批評空間 01年

    dowhile
    dowhile 2011/01/08
  • asahi.com(朝日新聞社):「銃・病原菌・鉄」著者ダイアモンドさん 「ゼロ年代の50冊」で1位に - ひと・流行・話題 - BOOK

    「銃・病原菌・鉄」著者ダイアモンドさん 「ゼロ年代の50冊」で1位に2010年11月1日ジャレド・ダイアモンドさん=鈴木香織氏撮影 読書面の企画「ゼロ年代の50冊」で1位に選ばれた『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドさん(73)は、大胆な文明論で知られる。「欧米が世界を支配しているのは白人が知能的に優れているからだ」という「常識」を覆してみせた。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で地理学の講座を受け持つが、関心領域は理系、文系の境界を越え、生理学、進化生物学、言語学歴史学に及ぶ。 『セックスはなぜ楽しいか』『人間はどこまでチンパンジーか?』『文明崩壊』。著作はどれも、壮大な問題意識を出発点にしている。 「人がゴリラより長いペニスを持つのはなぜか」「英語や仏語など印欧語だけがなぜ繁栄したのか」「マヤ文明が消滅したのに日が存続できたのはなぜか」――。 『銃・病原菌

    dowhile
    dowhile 2010/11/02
    "漁業と林業の国外資源が尽きたら日本はたちまち行き詰まる"
  • 【レビュー・書評】代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト[掲載]2010年3月21日[評者]広井良典(千葉大学教授・公共政策)■「病気の治療とは」、議論の契機に 現在の医療に関する様々な課題が指摘される中で、中国医学など非西洋的な医療や代替医療と呼ばれるものへの人々の関心が高まっている。書は、科学ジャーナリストとしてよく知られた著者らが、そうした代替医療をテーマとして取り上げ、批判的な吟味を行うものである。 「書の目的は、代替医療について真実を探り出すことだ。どの療法には効果があり、どれには効果がないのだろうか?」。具体的に論じられるのは、鍼(はり)、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法の4分野だが、その検証にあたって準拠とされるのは、医療分野で近年浸透してきた「科学的根拠に基づく医療(エビデンス・ベースト・メディシン)」の考え方と、二重盲検法と呼ばれる方法に基づく臨