生理用品のイラスト。インド西部プネで(2020年2月9日撮影)。(c)Indranil MUKHERJEE / AFP 【6月8日 AFP】女性は何千年にもわたり、月経と付き合ってきた。時代と共にタブー視される度合いが変わり、向き合い方も変わった。 ■タブーではない時代も 人類の歴史において、ごく最近まで月経のメカニズムはほとんど理解されていなかった。 古くは否定的に捉えられることも多く、経血は不浄、月経は呪いだと考えられることもあった。 フランスの歴史家ナエマ・アナフィ(Nahema Hanafi)氏はAFPに対し、15世紀以降、規則正しい月経周期を促すため「かん腸などの治療を受けたり、運動をしたり、通経作用のあるハーブを摂取してきたりした」と話した。 月経について教えるのは、初潮を迎える年齢の少女の家族や共同体の仕事だった。 中世や近世では、月経は一族全体に関わる重要な健康問題とされ、
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