筑波大学は、FPGAを本格使用するスーパーコンピュータ(スパコン)「Cygnus」の運用を4月より開始した。 筑波大で運用を開始するFPGAを本格使用するCygnusスパコン (写真提供:筑波大計算科学研究センター) 現在では、IntelのXeonなどの汎用CPUとNVIDIAのGPUを組み合わせたスパコンが主流で、米国のSummit、Sierraスパコン、国内最大の産総研のABCIスパコンもこのタイプである。 筑波大はメーカーが開発したスパコンをそのまま購入するのではなく、自分のところの研究成果をとりいれたスパコンをメーカーと共同開発を行うという形のスパコン調達を行ってきた歴史を持っている。 正確に言えば、どこもメーカーの製品をそのまま購入しているわけではなく、いろいろと工夫して自分のところに合うスパコンを共同開発しているのであるが、筆者の印象では、筑波大はスパコンシステムの構成に自分の